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お知らせ

2020.03.15 PCR検査をもっともっと増やせということは病院医師にもっともっと働けということ?

イタリアでは軽症の感染者の入院で重症感染者に対する集中的治療が廻りにくなっており、医療崩壊状態とも聞きました。韓国も同様の状況にあったと聞いています。幸い、わが国では感染者(といっても発症しておられない保菌者も結構おられます)は増えていますが、死去された方の数は海外と比べてかなり少なく、日本の医療環境はまだまだ良い状態でいるなと思います。もし日本も風邪症状程度の感染者まで片っ端からPCR検査を施行し陽性者を病院に隔離していたら、病院は軽症の患者さんですぐ満杯となり、重症者への集中的治療が充分にできなかっただろうなと今更ながらに思います。

 

「PCR検査件数をもっともっと増やすべきだ」と言う意見をワイドショーでよく耳にします。というか、そうした意見を述べるコメンテーターばかりが意図的にテレビ局に呼ばれているように思えてなりません。まあ、今、一生懸命、診療に従事している医師はテレビに出ている暇なんてありませんけど・・・

検査自体が容易にできるようになるのは治療を施すのに好ましいことです。しかし、検査しても治療方法がなく、またその検査での正解率(感度)が約70%しかないと推測されている現状で、検査ばかりを積極的に推し進める意義は薄いと思っています。

本当に感染を疑ったなら、2度3度、繰り返し検査を行わないと本当に感染しているのか否か確かめられません。

軽症の方にまでそんな検査を外来で繰り返し行っていたら、本来、病院医師がすべき重症患者の救命処置が手薄になってしまいます。

 

それにね、検査件数を大幅に増やせったって、誰が感染者と疑われた方の鼻腔や喉から検体(粘液や痰)を採取するのかを考えてみて下さい。病院の医師や看護師さんですよね。検体を採取するのは医療行為ですから、検査会社の方ではできません。病院医師は新型コロナ騒ぎの前からずっと忙しく働きっ放しで疲弊しています。

「働き方改革」で時間外労働を原則月に45時間、年360時間以内にするように勧告されました。しかし、厚労省の資料では病院医師の40%が月80時間以上、年間にして960時間以上、時間外勤務しています。22%は年間1920時間も時間外労働しています。このため、この「働き方改革」では医師は適応外とされました。開業医の小生ですら、月平均200時間は仕事しています。普段の診療ですらこれだけ働いているのに、まだそれに加えて病院医師は新型コロナウイルス感染外来に出向き、自身の感染リスクに脅えながら診察をし検体を採取しているのです。こうした仕事は内科医が中心と思われますが、まさしく内科医こそが外科医と並んで長時間労働している人達です。

 

また検体を採る医師が防護服に身を包んでいたとしても、検体を採られる患者さんが順次、検査室に出入りする毎に部屋や防護服を全部消毒するのは難しいと思います。もし小生が感染を疑われたけど本当は保菌していないのなら、そんな検査室には入りたくないです。移されるかも知れませんから・・・

 

PCR検査件数を増やすということは検査会社を増やせばよいだけではないことをご理解ください。正論っぽくPCR検査を増やすべきだと訴える人たちは感染症の現場を知らないのだろうなと苦笑いしています。もし本当にPCR検査を増やすのであれば、患者さん自身が自分で鼻腔から検体を採取し提出するというシステムの導入が必要と思います。

 

新型コロナウイルスは確かに新しい病原体なので未知数のところはありますが、前回このお知らせで記したように、ワクチンも治療薬もあるインフルエンザの方が死亡者数は多いのです。そのインフルエンザですら恐怖感を抱かず予防注射をあまり受けて来なかったのに、新型となると世間中が騒ぎ出し、むやみに不安がって戸外で行われるイベントまで中止する状況には違和感を覚えます。またマスコミが先導する世間の目を考えると事なかれ主義にならざるを得ないのは残念です。もう新型コロナウイルスは肺炎による生物的死よりも経済沈滞による社会的死を起こす人災の様相を呈してきていると思います。過剰に不安がることは止めて、風邪だなと思った場合にだけ新型コロナウイルスに感染しているかも知れないと考え症状が落ち着くまで人混みを避けるか自宅療養するくらいが良いのかなと思います。

2020.03.15 4月11日(土)の休診は中止となりました

毎日毎日、新型コロナウイルス関連の話題ばかりです。大阪での感染者が急増し、ここ北千里にまで新型コロナウイルスがやってくるのは時間の問題だけな雰囲気です。憂鬱な気分ですね。

イタリアでは感染者が2万人を、亡くなられた方も1000人を超えたなんて身震いする思いです。イタリアでこれだけ増える原因は複合的でしょうが、挨拶としてハグをする習慣はどう考えても濃厚接触に相当しますね。私たちも狭い部屋に大勢の人が集まるのをできるだけ控えた方が良さそうです。で、ついに日本内科学会総会も会合せずWeb配信で参加することとなり、4月11日、東京に出張する必要がなくなってしまいました。結局、なかむら内科の休診も中止となります。同日は従来通りの診療を行うことに致しました。ご迷惑をお掛けしましたが、周知のほどお願い致します。

なお、診察までの待ち時間の短縮、待合室の混雑を避けるため、3月末までは定期処方を受けられる方に限り、受付での簡単な問診で処方箋をお渡し致します。電話での再診・処方箋ご希望の方もおられるでしょうが、やはり僅かでもお顔を診ておきたく原則、来院をお願い致します。

 

2020.03.08 PCR検査って、そんなに信用しきって大丈夫なの?

新型コロナウイルスに感染しているかどうか?を確認するにはPCR検査はとても重要です。しかし、マスコミはもっとPCR検査の件数を増やすべきだと声高に話される割には、PCR検査の限界については何故かあまり話をしているように見えません。なんででしょうね?

PCR検査の精度は皆さんが思う程、高くなく、精々8−9割だろうと思います。検査をするには検体(鼻咽喉や気管からの分泌液)を採取しないといけませんが、多くの場合、喉の粘膜に綿棒を当てて採取していることと思います。インフルエンザ検査の場合、検出精度を上げる為わざわざ鼻腔奥の方の粘膜を擦っています。そうしたらまず100%、大きなクシャミを何度もしてしまいますね。これって、物凄い量を飛沫しているんですよ! お〜っ、怖!!!

こんなこと、新型コロナウイルス疑い患者さんに対して出来ると思いますか? 余程の感染防護体制の整ったところでないと出来ません。で、クシャミを起こしにくい咽頭部から採取することになる訳です。もし検体の取り方が不十分だと、当然、そこにウイルスはいませんからPCR検査で陰性と判定されます。すなわち検査結果が陰性だからと言って、本当に感染していないとは言い切れないのです。そう考えると、陽性だった方が一度は陰性化してもその後の再検査でまた陽性になったってことはあり得ることになりますね。

そういう意味で、軽い風邪症状で新型コロナウイルスに感染していないか不安となり、容易にPCR検査を受けることには疑問を抱きます。PCR検査で陰性と判定されても感染している可能性は0ではないからです。「風邪を引いてるけど、オレは陰性と言われたんだ」って喜んで人混みの中に入り込んだら周りの人達が迷惑します。PCR検査が100%は信頼できない以上、風邪症状があればしばらく自宅待機するのが一番適切な行為と思います。

ちなみに2018年のインフルエンザによる死亡者数は3325人だったと厚労省は人口動態統計に報告しています。昨年1月だけで1685人もの方が亡くなっています。これって、日本の話ですよ。新型コロナウイルスよりも怖い話です。皆さん、外出から帰宅したときはしっかり石鹸で手洗いしましょう。マスクより手洗い、こまめにお茶を飲みましょう。

2020.03.08 新型コロナウイルスに掛かったかな?と思ったら・・・

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いや、大変です。新型コロナの話ですけど・・・

先日、安倍首相は談話で、「新型コロナウイルス感染を判定するPCR検査を保険適応することで、かかりつけ医が判断したらいつでもPCR検査が受けられるようになる」と話していました。

えーーーーっ うそ〜!

 

誤解がありますので、お話ししますね。

もし新型コロナウイルスに掛かったと思ったら、まず「新型コロナウイルス感染相談センター(保健所)」に電話相談して下さい。お話の内容から感染が疑われたら相談センターが感染専門外来のある病院を紹介してくれますので、その指示に従って専門外来を受診して下さい。そして専門外来での診察で疑いが濃ければ、診察した医師の判断でようやくPCR検査を受けることが出来ます。これまでは専門外来医師が必要と思っても一度、保健所にお尋ねし保健所の了解がないと検査出来ませんでした。今回の措置でこの無駄手間がなくなったということです。なんだ、そんなことかと思いますね。

でも保健所を経由しなくて済むということは専門外来の現場の医師の判断でスムーズに検査出来ますし、保健所も仕事が少し減ってより公衆衛生面での活動がしやすくなると思います。

残念ながら当院など一般の医療機関ではPCR検査は出来ませんし、また検査の申し込みも出来ません。

かかりつけ医が検査できるようにするなんて、選挙中の政治家の公約みたいな話ですね。

 

写真は先月、福井に出かけたときの車窓です。厚い雨雲が空を覆い尽くし、その雲の一部から局所的に雨が降っていました。車窓の右半分で雨雲の鼠色が地面まで降りてきているのが判ります。今の日本もこんな状況でしょうか?

2020.02.27 2月28日(金)から2週間、定期薬に限って簡単な問診で処方致します

中国武漢から始まった新型コロナウイルス(COVID-19)が日本でも流行の兆しが見えてきました。えらいことです。

政府はこの流行の拡大を食い止める手段として今後の2週間、不用意な集合や会合、催しを自粛するよう要請を出しました。なるべく人混みの多い所へは行かないようにとの要請です。考えてみれば感染リスクの高い場所として医療機関の待合室も挙げられます。風邪症状を呈する患者さんのほとんどは単なる風邪ですが、お一人でも新型コロナウイルスに感染した方が受診し、しばらく院内で過ごされたなら、その場に居合わせた他の多くの患者さんに感染してしまうことが予測されます。当院はオンライン診療システムを採用していませんので、電話での診察はできませんが、出来るだけ当院での滞在時間を短くする対策を図りたいと考えています。保険診療のルールに抵触しない範囲で、普段から当院に通院中の患者さんに限りますが、簡単な問診でいつもの定期薬を処方することに致します。皆様、ご理解ご協力のほどお願い致します。

なお、抗凝固薬を服用中や糖尿病などで血液検査が必要な場合は出来るだけ速やかに採血することに致します。

初診の方や普段と異なる病状で受診される方は従来通り、しっかりと診察致しますので、診察順番をお待ちください。